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こんにちは。
海の投げ釣りでターゲットとなる代表格はシロギスでしょう。
大海原に向かい思いっきり竿を振り、魚を手にした時のそう快感はたまりません。
キスの投げ釣りは、スポーツ感覚にあふれています。
陸では遠投用の専用竿を使った投げ釣りが王道ですが、ほかにも釣り方はあります。
上手な釣り方を基本的な仕掛けと合わせ初心者にも分かりやすく解説します。
釣り方の基本をしっかり学んだら、実践あるのみ。さあ、キス釣りに出かけましょう!
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もくじ
キスの上手な釣り方や仕掛けを初心者にも分かりやすく解説!
キスは投げ釣りが有名ですが、陸からでも釣り方はいろいろあります。
- 投げ釣り
- 夜釣り
- チョイ投げ
- 引き釣り
仕掛けとともに順に紹介していきます。
投げ釣り
陸からの手法としては最もポピュラーな投げ釣りについて紹介します。
砂浜が代表的なポイントです。釣りをするのは、日の出から日没までとなります。
釣り方
長竿とリールを使い、できるだけ遠投して狙いましょう。
遠くに飛ばすためには大切なのがフォームです。
基本的な投げ方はこんな手順です。
- 天秤にオモリを着けた力糸が、竿先から数十㌢垂れるようにリールを巻く。
- 竿を海に向かって構え、リールのスプールを倒し、力糸を人差し指にかける。
- 竿先を真後ろに倒すように振りかぶって、まっすぐ振り抜く。
- 時計の針で午前10時ぐらいの角度に竿が来たら、指から糸を離す。
最初は、要領を得るまで少し時間がかかるかもしれません。
周囲の上手な人の投げ方を真似してみましょう。教えを乞うのも手です。
キスは季節や海の状況などによって、その日、どこに寄っているのか分かりません。
遠くに投げられれば、その分、探れる範囲も広がるので有利になります。
投げた後、仕掛けのエサとオモリを少しずつ手前に向かって巻いてきます。
途中、プルプルとキス特有の当たりがあった距離を糸の色で覚えておきましょう。
次からは、その距離を集中して攻めていきます。
仕掛け
竿は長さ4㍍前後のキス専用竿を使います。調子はかなり硬めです。
リールもスプールの溝が浅く、糸の出がいい遠投用のものを用意しましょう。
遠投に挑戦したければこの二つは必須アイテムです。
次にリールにはPEラインの0.6号か0.8号を150㍍以上巻きましょう。
PEラインは小さな魚の当たりでもダイレクトに手元に伝わってきます。
ナイロンより高価ですが、さまざまな利点があります。
25㍍ごとに色分けされており、投げた距離も分かるようになっています。
釣り人が「3色で当たった」と言えば、75㍍付近でエサを食べたということです。
慣れると6色(約150㍍)以上投げる人もいますが、細いPEラインは風の抵抗が少なく距離が出ます。
PEラインは弾力性あるナイロンより切れやすいのが欠点です。
投げるときの糸切れを防ぐために先に専用の力糸を15㍍ほど結んでおきます。
力糸の先にはキス天秤(てんびん)を結び付け、23号から27号ほどのオモリを着けます。
オモリとセットになったジョット天秤も使いやすいです。
その先にナイロン0.8~1号のハリスを1.5㍍ほど結びます。
針は枝バリを含めて7号のキス針を3本着けましょう。
エサはジャリメが基本ですが、手に入るなら大型が狙える東京スナメがおすすめです。
夜釣り
ちょっと沖に投げると、水深があるような砂浜が主なポイントになります。
夏場の炎天下に釣りをするのは、かなり体力を消耗します。
夜釣りなら、比較的に快適に釣りが楽しめ、大物が狙えます。
釣り方
釣り場には日が暮れる前には、到着するようにしましょう。
暗くなる前に周囲の様子を把握しておくことは大切です。
夜になると、沖から大型のキスが浅場に近づいてきます。
日中のように遠投は必用ありません。2色から3色付近を狙いましょう。
夜に釣れるのはある程度、型のいいキスばかりで小型はまず釣れません。
エサをポイントに投げ入れたらキスがかかるのを待つ「待ち釣り」が基本です。
時々はリールを巻いて誘いを入れるようにします。
あとは、当たりを知るために竿先に着けたケミホタルが揺れるのを待ちます。
しばらく釣りをして当たりがまるでないようなら、釣り座を少しずつ移動します。
日中の投げ釣りのように大胆な移動は必用ありません。
仕掛け
ポイントが近いため、竿はやや柔らかめの投げ竿が扱いやすいです。
竿の全長は3.6㍍から4㍍強ぐらいで十分でしょう。
15号から20号ぐらいまでのオモリを投げられるタイプを選びます。
夜は当たりが少なく、動き回る釣りではないので竿は2本は用意しましょう。
竿先に投げ釣り用のケミホタルを着けて当たりをとります。
リールは投げ専用のものでなくても、中型のスピニングリールでOKです。
糸もPEでなく、ナイロンの4号か5号を100㍍巻けばいいでしょう。
ナイロンは伸縮性があるため、魚が警戒せずにエサに食いつきます。
力糸の先端近くにも小型のケミホタルを着けましょう。
セットで着いているゴム管を二つに切って糸に通し、ケミホタルを差し込んで固定します。
仕掛けを回収したときに目印になって、重宝します。
ハリス部分の仕掛けは大まかに日中の投げ釣りのときと同じです。
夜は丈夫なものにします。警戒心が緩んだ中型か大型しか掛からないためです。
ハリスは3号と太めにし、針も9号以上を枝バリと合わせて2本結びましょう。
エサは目立つように大型のものを使います。
アオイソメは夜、海中で光るので有効です。匂いが強い東京スナメもいいでしょう。
チョイ投げ
短い投げ竿と小型のリールを使うチョイ投げは防波堤などで手軽に楽しめます。
本格的な投げ釣りのように仕掛けがごつくないため、子供でも扱いやすいでしょう。
釣り方
ポイントの広さによって投げる距離は変りますが、遠目から探っていきます。
できるだけ、遠くにエサの着いたオモリを飛ばしましょう。
着底したら、ゆっくりとリールを巻き、エサを底にはわせるように手前に引いてきます。
竿先を引き込むようなプルプルとした当たりが出る場所を探します。
当たりがなければ投げる方向を変えてみましょう。
小型が中心になりますが、魚は特定の場所に群れていることが多いためです。
この釣りではキス以外にもハゼやメゴチなどさまざまな魚がかかります。
防波堤の内側は、底に障害物が多いので、針を引っかけないよう注意しましょう。
仕掛け
竿は長さ2㍍強のチョイ投げ用を使います。
リールは、小型のスピニングリールがおすすめです。
リールには3号のナイロン糸を100㍍ほど巻いておきます。
オモリは5号ほどのナス型が使いやすいでしょう。
小さめのキス天秤に道糸とハリスを結びオモリを着ければOKです。
ハリスはナイロンの0.8号か1号を50㌢の長さに切って使います。
枝バリと合わせ5号~7号のキス針を2本結びます。針は釣れるキスのサイズに合わせて選びます。
慣れないうちは市販の仕掛けを使ってもいいでしょう。
エサは、小さめのアオイソメかジャリメを使います。
釣り針全体に通すように着け、針先の部分は5ミリほど出し、残りは切ってしまいましょう。
この方が針がかりしやすいためです。食いが悪いときは丸ごと付けてみましょう。
引き釣り
チョイ投げを含めた投げ釣りとは趣を異にした釣り方です。
キスが海岸線近くの浅場による初夏から初秋にかけ砂浜で楽しめます。
釣り方
硬い投げ竿を使わず、柔らかめの長竿を使うのが特徴です。
砂浜に立ち、エサを十数㍍沖に投げます。
その後は、海岸線に平行に立って糸をゆっくりと巻きながら、仕掛けを手前に引いてきます。
キスがかかると、竿が柔らかいため、小気味いい引きが楽しめます。
仕掛けが軽い分、投げ釣りほど体力を必要としません。
仕掛け
竿は全長4.5㍍ほどの磯竿の2号が最適です。柔らかめのルアーロッドでも構いません。
小型のスピニングリールに2号か3号のナイロン糸を巻いておきます。
当たりをより楽しみたいならPEラインがおすすめです。
小型のキス天秤に2号ほどのナス型オモリをつけましょう。
ハリスは0.8号のナイロン糸を1㍍ほど使います。
針はキス針の7号ぐらいを選び、枝バリと合わせて2本ハリスに結び付けてください。
エサはジャリメが使いやすいでしょう。
針に縫い刺しにして、先を5㍉ほど残して切って使います。
この方が、キスの食いつきがいいためです。
まとめ
「キスは足で釣れ」とよく言われます。
同じ場所で数匹釣り、当たりがなくなったら、場所を変えようということです。
慣れた釣り人はキスの群れを探して、砂浜を一日中、歩き回ります。
これまで、陸からのキス釣りについて紹介してきました。
王道の投げ釣りのほかに魅力的な釣りがあるのを分かっていただけたと思います。
機会があれば、夜釣りや引き釣りにもぜひトライしてみてください。
キス釣りで、数、型ともに狙うなら船釣りの方が圧倒的に有利でしょう。
船ではキスが群がるポイントに船頭さんが導いてくれます。
釣れる確率は高いでしょう。
ただ、砂浜での投げ釣りには、船では味わえない魅力があります。
自力で探し当てたポイントでリールを巻き、波打ち際にパールピンクの魚体を見た時は興奮ものです。
これこそが「海の女王」と呼ばれるキスを釣るだいご味ではないでしょうか?
投げ釣りで遠投力を磨くのは時間がかかるかもしれません。
練習を重ね、飛距離が伸びたときには快感を覚えるでしょう。
皆さんも、ダイナミックなキスの投げ釣りにぜひ挑んでください。
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