中之島漁港には近海の漁港はもちろんの事、日本全国の港から活魚が運び込まれてまいります。
産地の恵みと仕事人のこだわりがもたらした、それぞれの鮮魚がどれも、旬と共にその土地ならではの良さが味わえます。

流氷が育てる恵みの海

北海道北東部に位置し、オホーツク海の東南端に位置する網走漁港。例年1 ~ 3 月ごろ、ロシア・アムール川から流れ込んだ水が海水と交じり合い、塩分濃度を下げることで海水が凍り、流氷となって網走の港にたどりつく。この流氷が海の豊かさを連れてくる。流氷には植物プランクトンが多く付着し、春になると植物プランクトンは一気に増殖する。同時にそれらを餌にする動物性プランクトンも増え、魚介は餌に恵まれたオホーツク海でスクスク育ち、漁場を豊かにしているのだ。

網走の美味しさを届ける

漁師の家に育ち、現在、北海道から沖縄まで、全国に網走の魚介を卸し、その魅力を伝えようと奔走するツナグマ株式会社代表の金澤このみさん。「私が初めて東京に出てきたころ、全身蕁麻疹になるという異変が体に起こりました。医者にもいったのですが原因が分からず、ついに網走に戻ることに。すると蕁麻疹がすっと消えて。その時、小さいころ当たり前だった安心、安全で美味しい食の大切さを改めて実感し、今の仕事に至りました」と、きっかけを話す。親戚も含め5社ある水産会社、15人ほどの漁師から魚介を仕入れ、網走屈指の食材でもある鮭をアンチエイジングに最適なアスタキサンチンが豊富な食材として紹介するなど、女性ならではの視点も面白い。

鮮度を届ける「ナノバブル」

網走という土地柄、輸送においての問題が懸念されるが、業界でも注目される「窒素ナノバブル水生成装置」への取り組みを積極的に行い、「網走でのおいしさをそのまま!」を届けている。
この「ナノバブル」を用いる事で、海水中に含まれる溶存酸素を限りなくゼロに近づけた状態で鮮魚の保存・流通を可能にしています。

アブラガニ

冬になるとマイナス30度にもなるオホーツク海の荒波にもまれて育つ魚介たち。3~4月、流氷が去る「海明け」に水揚げされるズワイガニ、ケガニ、タラバガニなど、日本随一を誇るカニの水揚げ量をとってみても、その海の豊かさが伝わってくる。タラバガニにも勝る美味しさと評されるアブラガ二や関西では珍しいイバラガニといった北海道ならではの食材にも注目だ。