中之島漁港には近海の漁港はもちろんの事、日本全国の港から活魚が運び込まれてまいります。
産地の恵みと仕事人のこだわりがもたらした、それぞれの鮮魚がどれも、旬と共にその土地ならではの良さが味わえます。

南北に延びる地形がもたらした豊かな漁場

宮崎県は、九州の南東に位置し、古くは日本書紀、古事記に「ひむかの国」と記されており、神話と伝説の地であり、その海岸線は総延長398km にもおよび、海面漁業は県北部では、まき網漁業、養殖漁業、小型マグロ延縄、県中部では小型マグロ延縄、機船船曳網、一本釣、さらに県南部では、カツオ一本釣、マグロ延縄が盛んに行われている。

広い漁場がもたらした個性

延岡・日向といった土地から近い北部の海は九州と四国の間を通る豊後水道が流れ込み、黒潮をぶつかる事で豊かな漁場を形成しています。その周辺には数多くの漁協が点在し、良質のアジ・サバからハモ・鯛といった高級魚まで様々な魚種を扱っています。地元の港で働く人々の活気ある営みがそうした良質の魚の美味しさを保っています。一方宮崎県南部では、近海でのカツオやマグロが獲れる事から漁師達の営みも漁協毎に色合いが違います。中でもカツオの一本釣漁業において日本一の水揚げを誇っており、その中心となっているのが「南郷漁協」。輸送技術も発達し、マイナス55度の凍結船で、鮮度を保ったまま遠洋での操業を行っています。長年培ってきた優れた漁業技術を学ぶ目的で訪れる海外漁業研究生も受けているほど、漁業に精通した漁師たちの営みが特徴的です。

北浦灘アジ

「北浦灘アジ」は、全国でも三指に数えられる波の荒い日向灘に生息するアジをまき網で漁獲し、人の手を触れずに港まで持ち帰ります。漁獲後1 週間以上餌を一切与えずに蓄養して胃内容物を除去することによって脂を全身に回らせるため味にまろやかさがあるのが特徴です。また、魚体サイズは100g 以上とし、出荷時には活け締めすることを条件にしています。

宮崎カンパチ

ブリの仲間では最も大きくなり、体調は1.5mに達し、頭部に背面から見て八の字形の暗色斑があることから、カンパチ(間八、勘八)と名付けられており、夏に産卵期を迎え、旬となり、刺身食材として人気のある美味しい魚です。近年は、養殖も盛んになり、本県海域が比較的高い水温を好むカンパチにとって限られた養殖適地であることから、ブリよりも多く養殖され、全国2位の生産量です。