中之島漁港には近海の漁港はもちろんの事、日本全国の港から活魚が運び込まれてまいります。
産地の恵みと仕事人のこだわりがもたらした、それぞれの鮮魚がどれも、旬と共にその土地ならではの良さが味わえます。

海の神様に選ばれた奇跡の漁場

南から流れてくる日本海流・黒潮が始めにぶつかる「かごしま海」。南の温かい海で育ったすべての魚の玄関口となり、太平洋側に抜ける黒潮と、東シナ海から日本海側へ向かう対馬海流の2 つの暖流の分岐点ともなる鹿児島は、多種多様な漁場を有する豊漁の海国だ。 南北約600 ㎞を誇る県土には、列島や島からなる長い海岸線があり、大小の岩礁にぶつかった潮の流れは、複雑に枝分かれしている。そして岩礁周辺にはプランクトンが育ちやすい「溜まり」ができ、優れた漁場を作りだしているのだ。青魚の水揚げで賑わいを見せる「阿久根」、高級南まぐろの漁獲量が多い「串木野」、日本の鰹節の70%の製造で知られる「枕崎・山川」など、 その表情の豊かさを見れば「かごしま海」の恵みが感じられるだろう。

最強船団「金比羅丸」

「かごしま海」は、さまざまな潮の流れが立体交差する複雑な様相を呈し、漁師たちは日々格闘を繰り広げている。そんな中、㈱タカスイの漁師たちは、灯船、網船、運搬船からなる船団を組み、海面近くを回遊するアジ、サバ、イワシなどの浮魚(うきうお)の群れを巨大な網で囲い込む「大中型まき網漁業」で高い漁獲量を誇る。大中型まき網漁業では、魚群に対して網をきんちゃく袋のようにして囲み、魚を光で集め誘い込む。

海と魚を知り尽くした男

天候はもちろん、気圧による潮の変化、魚群の幅、網の入れ方など、予測の難しい自然と魚を相手に、豊富な経験と実績データをもとにしながら、ハイテク設備を完備したIT船で追う。それぞれに役割を持った船、漁師たちのチームワークがひとつとなって始めて豊漁が叶うのだ。「かごしま海」を知り、魚を知る漁師達は、何度も枕崎の漁獲量No1の実績を挙げている最強漁師軍団なのです。

恵比寿さば、恵比寿あじ

「かごしま海」の荒波にもまれ、身が引き締まった魚たち。獲った魚は、傷がつかないよう海水と一緒に運搬船に積み込まれ、そのまま港の海上大型生簀で数日間、畜養される。漁獲時の魚のストレスを解消させ、餌を与えないことで身を引き締め、臭みをなくす。この畜養が魚を美味しく楽しむための大切なひと手間となるのだ。活けのまま出荷される「恵比寿さば」「恵比寿あじ」は、食べた時に思わず笑みがこぼれ「恵比須顔」になる事から命名されています。